明日のほしとたんぽぽ

2021年05月12日

先程の続き。

明日のコンサートの第二部では、これまた全曲演奏。
若くして命を絶った 詩人 金子みすゞの童謡詩のいくつかを、
日本を代表する作曲家 中田喜直が童謡歌集にしました。

金子みすゞといえば、「わたしとことりとすずと」のさいごの一節
"みんな違って、みんないい"
や、3.11後にACジャパンのテレビCMで流れた
「こだまでしょうか」
がとても有名ですが、
彼女の死生観には、わたしはとても強い意志や優しさだけでない激しさも感じます。

それが、CD裏ジャケットにつながっています。
その世界観も舞台上にて、できる限り再現をしたいと思っています。

そしてそれをほんの少し変えるだけで、これまた、
現代日本を代表する作曲家 木下牧子先生の楽曲の中から私が選んだ数曲
(優しく心に沁みる曲を選びました)
にぴったりの世界観になることに気づきました。

演奏に心血注ぐのは当然です。
そこから何かを感じ取っていただくだけで、お客様に押しつけるものでもありません。

ふわっとなにかをかんじたときに、目からも楽しんでいただけたら幸せです。
この写真もアナザーショットを少しだけ切り取ったもの。
本物はしばらくお待ちください。

当日券、たくさーんございます。