kataoka jewelry

2018年12月23日

10年、20年と長い期間、大好きなジュエリーブランドがふたつある。
そのひとつが片岡義順さんのつくるkataoka jewelry。

こちらは本物のジュエリーなので、そうそう買えない。
好きになってから実際に買うまで5年かかったし。

顧客というにはおこがましく、
正しく言うなればファンなので、
一つ買うとなれば大騒ぎで、
接客してくださるスタッフの方からあれこれと話を聞き出して、
それでも足りない時はご本人にお尋ねして、知りたいこと(商品のこととは限らない)は全部教えていただいてしまっている。

12年前お店で出てきたよく冷えた香りのよい紅茶は、
模様が彫られたうすはりグラスに淹れられて、
それで私は初めてうすはりグラスの口当たりを知ったし、

片岡さんのブログを見て、
真似をして青木良太の白磁の食器を買ったし、ピーターアイビーのグラスを買った。
お店においてあったダウンパフュームというフレグランスにもハマった。

一眼レフのマクロレンズも、
片岡さんのブログみたいな写真が撮りたくてご本人に何を使っているのかお尋ねしてから買った。

いただいたショップカードで、活版印刷というものの魅力を初めて知ったし、
紙の質感に凝るようになったのも、
シンプルな印刷に惹かれるようになったのも、
片岡さんの影響...というより、完全に"真似っこ"

今回のリサイタルのプログラムの紙も、
DMでいただいてるハガキとおなじもの。(必然的な偶然)

(↑頂いたノベルティ チョコレート皿にチョコレートを乗せて撮影)

話は変わって、、、、

6年ほど前、新作の展示会があるというので友人と目黒にある会場へ向かった。
いつものアトリエではないので、友人と二人でも迷ってしまった。
会場はアンティーク家具を扱うお店らしいから、シックだろうし、
辿り着けないかも、と二人で話していたら、
数メートル先をすごく綺麗な、透明感のある女性が歩いていた。

二人で顔を見合わせて
「絶対あの人も片岡さんの展示会行くんだよねきっと!雰囲気ぴったりだもんね」
と、そっと尾行を開始した。

距離を置いてあとをつけるが、細い路地で角を曲がった時に見失ってしまった!!

うろたえていると、すぐそこにある扉が開いて
「いらっしゃいませ」
とその、綺麗としか言いようのない女性が、透明な声で私たちを迎えてくれた。
「お姿拝見した時に、kataokaに来てくださるお客様だなと思いました」
とにこやかにおっしゃってくださったその女性は、片岡さんの奥さま 亜紀子さんだったのでした。
私はなんと感激したことか。(尾行はバレバレだったということ!)

片岡さんのファンにならなかったら
わたしの今の嗜好の半分は違っていただろうな、
と思う。

出会えてよかった。

News!! なんと、今年kataoka jewelryは、
ニューヨークに路面店出したの!!

https://www.kataoka-jewelry.com/

最初の写真 ) 6年前に買ったピアス。身につける前に写真を撮った!この当時は、手描きのイラストをつけてくださることもあった。今では考えられないこと!当時「始めようかな」とおっしゃっていたインスタには、今6万7000人のフォロワーがいる!
https://www.instagram.com/kataoka_jewelry/

こっそり東京公演来て下さった亜紀子さんと、驚いてて目が点の私