ひかり の こと

2017年10月31日

私のリサイタル「ひかり射す」で伴奏とソロで共演いただきました
ピアニスト赤松林太郎さんのインタビュー記事が『ショパン』2017年11月号に掲載されました。

去年の赤松さんの自主リサイタル【そして鐘はなる】
1曲めがおわったときに、突然照明が落ちたのです。
単に暗転といってしまえば暗転なのですが、
それがあまりに突然で、ショッキングなほどでした。
暗闇に、赤松さんの鳴らした最後の音だけが残りました。

クラシック専用ホールで派手な色使いはできないはず、、、
私がリサイタルをしたサラマンカホールと同じです。

私はそれを見たからこそ、
自分のコンサートでも
サラマンカでできる最大の照明効果を狙いたい、とホールの方に申し出て、使える照明を全て教えてもらいました。

たくさんの派手な照明がないからこその、ミニマムな美しさで、
演奏やテーマを際立たせたいと思いました。
幸いそれは成功し、あるシーンでは、
まるで絵画を見てるように美しかった
と感想をいただくことができました。

このシェアした記事の中で赤松さんが
『演奏会は、自分自身が脚本を書き、演出をし、一つのフィルムを作っているような空間にしたいと思っています』
とおっしゃってるのを読み、
同じように考えて取り組んでらっしゃる方だからこそ、一緒に演るのが楽しいんだ、、、と改めて思いました。